弁護士法人ハレ

【相続】遺産相続を巡っての親族の争い|泥沼化しないために

遺産相続を巡っての親族の争い|泥沼化しないために

 

遺産を巡っての相続問題。親族同士が対立してしまうと、どうしても揉めに揉め、当事者だけで解決するのは難しくなります。

「最期まで親の面倒を見たのは私だから、私が多く貰うべきだわ」とか「そんなの関係ないよ!同じ子どもなんだから平等に貰うべきだ!」と、意見が割れて納得できないまま泥沼化してしまいます。

 

私たち、「弁護士法人ハレ」は、遺産相続のチームで解決に当たっています。

1人で悩まずに、まずは、当事務所までお気軽にご相談ください。

 

◎遺産相続とは?

 

相続というのは、被相続人の財産等の権利や義務を包括的に相続人が引き継ぐことを指します。

遺産の相続ということであれば、被相続人は、亡くなられた方となります。

 

両親や配偶者が亡くなったときに、その人の財産、権利、義務を子どもや配偶者が引き継ぐこと、これが、相続です。

 

◎遺産を相続するにあたって覚えておきたい4つのこと

 

  • 全ての遺産を調査すること

「遺産」といってお金を思い浮かべる人は多いと思いますが、預貯金の他にも、不動産、株式、貴金属、ゴルフ会員権など、さまざまなものがあります。

例えば、一緒に住んでいた長男が父の死後、その遺産の一部を隠してしまうことも考えられるわけです。そうすれば、他の兄弟・姉妹の相続は当然少なくなります。

だからこそ、全員で全ての遺産を漏れなく調査することが円満な遺産相続をするポイントになります。

 

  • 遺産をしっかりと評価する

残された「遺産」の調査が終わったら、次はその遺産の評価を行います。

預貯金や保険金、上場企業の株式の評価は目に見えて分かりやすいですが、不動産や非上場企業の株式などの出資持分、貴金属などは、その価値が分かりにくいです。

また不動産の価値は、「固定資産税評価額」とは全くの別物です。

あくまでもこちらは税金に対する評価額になるので、実際の不動産の取引額とは大きく異なることもあります。

遺産の評価については、一般の方が正しく評価できるものではないので、各遺産に応じて専門家のアドバイスを受けることをおすすめします。

 

  • 遺産分割協議をする

遺産の全て、そしてその評価額が分かれば、次に「何をどう分けるか」について話し合いをします。

遺産分割協議において大切なのは、遺産の範囲や評価額についてしっかりと「証拠」となる資料を用意し、全員で確認することです。

当事者全員がイーブンの状態で話し合いをしないとフェアではありませんし、協議で解決するのも難しくなります。

 

ここで問題になるのが、「割合」についてです。

 

冒頭でも少し例に出しましたが、亡くなった方を最期まで介護していた方が「法定相続分では、納得できない」という主張をすることはよくあります(寄与分)。

また、被相続人の中で、生前多額の財産を贈与されている人がいれば、「そこから差し引くべきだ」という主張が出ることもあります(特別受益)。

 

さまざまな問題が生じるため、当事者だけでは解決できないというケースも決して少なくはありません。

 

協議がまとまらない場合、遺産分割調停などの裁判所を利用した手続きを行う必要が出てきます。

何の問題もそうですが、裁判所の手続きはとても大変で、時間もかかります。

可能であれば、調停となる前に協議で解決したいものですね。

 

  • 遺産分割協議書の作成

協議がまとまったら、それを書面に書き記す「遺産分割協議書」を作成します。

しっかりと書面に書き留めておかないと、トラブルの元になります。

不動産の名義変更や預貯金の払い戻しにも必要になる大切な書類ですので、しっかりと作成しましょう。

 

ただ、記載する内容については法的な正しい知識が必要になります。

確実に協議書を残すなら、弁護士に相談の上作成することをおすすめします。

 

◎弁護士に相談するメリット

 

・法的知識をアドバイスできる

法律のことは、専門的な内容になるため、一般の方にはよくわからないことも多いと思います。法定相続分、特別受益、寄与分、そういった知識についてお伝えするとともに、適切なアドバイスをいたします。

 

・裁判になったときにどうなるか

話し合いの末、まとまらず、調停の手続きに移行する場合、弁護士に相談していただければ、ある程度の見通しをお伝えすることができます。

 

・弁護士法人ハレ

弁護士の仕事の幅は広く、さまざまな事柄に精通している必要があるため、専門性の高い弁護士事務所を見つけるのは難しいです。

相続問題に強く、専門知識に富んだ弁護士が対応させていただきます。

 

また、当事務所の弁護士は、早急に相続問題を解決すべく、「代理交渉」を承っております。依頼人の代理人となり、相手方と交渉するものです。

 

さらに、非上場企業の株式の評価、不動産会社との連携も行っていますので、遺産の評価も正しく行うことができます。

 

お任せいただければ、なるべく円満に、迅速に解決できるようにサポートいたしますので、お気軽にご相談ください。